こんにちは
日本の理容、美容室の市場規模はおおよそ2兆円です。
市場規模としてはかなり大きいですが、年々縮小しています。
しかし理美容室の数はおおよそ25万件もあります。
これはコンビニの店舗数の4倍の数です。
縮小の理由としては、理容店では若者離れ、高齢化による来店数の減少、格安のチェーン店の存在があります。
美容室においては、店舗数がマーケットに比べて過剰になっていることが現状と言えます。つまり”共食い”を行っているのです。
原価は安いと言え、美容師の人件費が乗っかって来るので、とても厳しい業界と言えます。
日本の規制
日本では理美容師になる為に、2年間学校に通わなくてはいけません。そして国家資格を取得し、ようやく免許取得ができるのです。
外国で講習訓練と見習いの経験があれば、容易に免許が取得できてしまいます。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)が締結になると、日本の国家資格が参入所壁と見なされれば、撤廃を求められます。
そうなると、外資系のチェーン店が日本市場に参入し、格安店が並ぶことになります。
そうなってしまうと、益々デフレ脱却が出来ない業界になってしまいます。
今後の展望
理美容業界はかなり薄利多売なビジネスモデルです。
収益構造の中で、約5割が人件費です。
今後はターゲットを絞ってのマーケティング、頭皮マッサージ専門店など、マスを絞ってのサービスを行うことが勝ち残りの勝敗を決めます。
散髪の技術を高めることも大切ですが、コンセプトを変更してみるど、サービスを変えて差別化を図ることに重点を置くべきでしょう!
まとめ
これから理美容業界は、髪を切るスキルを高めるよりも、サブスクでシャンプー通い放題や、髪の毛染め放題などの斬新なアイデアを始めた方が生き残れる可能性が高いかも知れません。日本の髪を切るスキルは世界的にも評判は高いのです。
理美容もビジネスです。
ただ髪を切るのではなく、別のことにコストを使用するべきですね。